甲冑 兜 ~その三~
蒲牢(ほろう) 前回からのつづき
龍頭(りゅうず)
龍には九匹の子供がいるそうです。それぞれに名前がついていて蒲牢はその中のひとつ。子どもたちは皆、龍にはなれなかったとのこと。ということは、昔からいろいろなお話に出てくる龍はみな同じ龍なのでしょうか。蒲牢は龍に似た姿ですが、兄弟に贔屓(ひき)というのもいて、こちらは亀の姿をしています。古い神社の柱の下の礎石にときどきこの亀の姿が彫られています。名前があるとは思わなかったのですが、これが贔屓です。この贔屓をひっぱったりすると柱が倒れてしまうので「贔屓の引き倒し」という言葉が生まれました。「どうぞ、ごひいきに・・」というのは、「どうぞ、支えて下さいね」という意味になります。重いものを支えるのが得意だったようです。その姿から「ヒキガエル」にも援用されました。あとの七匹にもみな独特の姿と性質があります。
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