五月人形の「重箱のスミ」③

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神功皇后(じんぐうこうごう)

江戸時代から戦前くらいまで、写真のような「神功皇后(じんぐうこうごう)」の人形が端午の節句によく飾られました。彼女は14代仲哀(ちゅうあい)天皇の皇后で、三韓征討を成し遂げた方で、大正時代までは初の女性天皇としている歴史書もあったようです。大正15年、皇統が正式に定められたときに北朝系天皇とともに外されましたが、15代応神天皇が即位するまでの約60年間を統治した方です。60年というとすごく長いように思いますが、初代神武天皇は70年以上、6代孝安天皇や11代垂仁天皇は約100年間在位していたことになっています。

隣にいるおじいさんは800歳まで生きていたといわれる武内宿禰(たけのうちのすくね)で、抱いている赤ちゃんが皇后のお子様の応神天皇です。昔の人は長生きだった?

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