お子様の初めてのお正月のお祝いに贈るのが破魔弓です。かつては男女
問わずでしたが、近世になっては女の子は羽子板飾りを贈ることがふつう
になりました。
もともと、破魔弓は右のように弓と矢を柱などに掛けるものでした。
それは、蜻蛉日記にも「帳に掛けたる小弓の矢をとりて~」とあるように、
お護りとして掛けられているものでした。当店もかつてはガラスケース入
の破魔弓飾を中心に製作していましたが、大きな震災の後、その危険性と
「かさばる」こと、ガラス代の高額なことなど考慮し、伝統にもとづいた
洗練されたデザインの破魔弓を中心に製作・販売をするように致しました。
左の円い方は、駿河千筋細工の職人さんにこの作品用に作っていただいて
います。弓は籐で巻いた竹製、矢羽根は天然の鳥の羽根です。
ガラスケース入りと比べると、ガラスがない分、かなりお値打ちにお求め
いただけます。
10月中旬ころには展示販売はじめます。どうぞご覧ください。