端午の節句まであと三週間弱となりました。ご準備はおすみですか?
今月22日には「端午の節句のお香」のワークショップ、
27日には「端午の節句の茶話会」を催します。
くわしくはこのひとつ前のブログをご参照ください。
今日は、家紋のお話です。
鎧や兜飾りには、かならずその鎧や兜を収納するための「おひつ」がついています。最近は、それすらも「省略」することもありますが、男の子の節句で“省略”はあまりお勧めできません。
それはともかく、そのおひつには「家紋(御定紋)」をお描きすることができます。
家紋は数万種類あるといわれ、正確な数はわかりません。というのは、家紋は現在どこかに登録されるわけではなく、自由に創作することができるからです。ひとつのお家に家紋の他に女紋、ひとりずつのおしるしなどいくつもあることもあります。
若いママの中には、家紋が「家」を象徴するようで「家に嫁に来たわけではない」といって嫌われる方もいらっしゃいます。お気持ちはわからないではありませんが、アイルランドで家ごとにあるタータンチェックも家紋のひとつといえます。嫁ぎ先様の家紋がいやなら、新しくそのご家族で家紋をつくることもできます。前述のように家族一人ずつにおしるしをつけることも自由です。
また、好むと好まざるにかかわらず、お葬式のときなど家紋を問われる場面はたくさんあります。世界中に家紋に類するものは存在しますので、もう少し気軽に利用するとすてきなように思います。
で、兜のおひつの家紋です。珍しい家紋をお入れしました。当店は手描きでお入れしますので、あらゆる御家紋をお入れすることができます。節句飾りがいっそう引き立ちます。
ちなみに、うしろの屏風も画家による菖蒲絵が描かれています。端午の節句=菖蒲の節句です。
楽しいお節句を!!