徳川美術館「TOKUGAWA NIGHT MUSEUM」にご招待いただきました。ご講演は比叡山延暦寺・今出川行戒師。「徳川の宴」の題にそって比叡山の楽しいお話をいっぱい聞かせていただきました。そして、なんと徳川家若様にもおめもじ!わたしたち節句品を扱うものにとっては、まさに「真夏の夜の夢」でした。
徳川美術館「TOKUGAWA NIGHT MUSEUM」にご招待いただきました。ご講演は比叡山延暦寺・今出川行戒師。「徳川の宴」の題にそって比叡山の楽しいお話をいっぱい聞かせていただきました。そして、なんと徳川家若様にもおめもじ!わたしたち節句品を扱うものにとっては、まさに「真夏の夜の夢」でした。
九月九日の重陽(ちょうよう)は、五つあるお節句の中で
一番なじみのうすいものです。
菊でなにかする、たとえばお料理やお酒に菊の花弁を入れて
みるとか、菊の花をお部屋に飾ってみるとか・・・でも、菊の
花っていうとどうしても仏事を連想してしまって、ちょっと
飾りにくい感じもあります。
それに、他のお節句のように、門松とか雛人形など、飾るもの
がないので知らないうちに通り過ぎてしまうことが多いですね。
でも、五つの節句の中で重陽は端午の節句とともにもっとも
古く重要なもので、この日の飾り物もちゃんとあるのです。
画像は重陽の時に飾る「茱萸袋(ぐみぶくろ、しゅゆぶくろ)」
「茱萸嚢(しゅゆのう)」と呼ばれるものです。実際の茱萸袋は
もっと華やかなものです。いまはお花屋さんに行くと、きれいな
菊の花もいろいろありますので、お花とともにこうしたお飾りを
しつらえてください。
七夕の次はお盆です。お盆提灯がたくさん並びました。
最近はお住いやお仏壇にあわせて大小さまざまなお盆提灯がございます。
従来の3本足のものは長い間にどうしてもぐらつきが出てきます。それを
解消しようとするのが左のようなデザインのもの。数十年間でさま変わり
している現代の暮らしですが、盆・正月・お節句など人生に欠かすことの
できない伝統的な行事のしつらえも、お客様に採り入れていただきやすい
ようさまざまな工夫、努力をしています。
「体験の格差」ということが言われています。自然に触れる、身体を動か
す、ものつくりを体験する、というようなことのようです。伝統的な行事
も、体験したことがあるかどうかはその方の人生に、将来大きな格差をもた
らすかもしれません。そんなことを考える以前に、文化とは日常の営みの
中から生まれるもの。かしこまらずに、普段からふつうに触れることが
大切なように思います。
もうすぐ七夕です。竹笹にお飾りをたくさんつるして・・・夏のクリスマスツリーのよう。
いろいろお楽しみください。
ご依頼で、お客様のお着物と帯で衝立一対をお作りしました。大人の背丈ほどの高さがあります。
文様は全部、刺繍で、押絵で立体的にできています。苦労もありましたが、こうしたご注文は私たちにとって、けっこう楽しくもあります。ありがとうございました。
5月になりました。端午の節句は間近です。
今日、お誕生のお子様にとっても5日は初節句。間に合うようおあつらえ致します。
毎年、そんなお客様がいらっしゃいます。おめでとうございます。
お飾りになって、なにか足りないもの、付け加えたいもの、ちょっと修理が必要なもの、なんでもご相談ください。
「節句品屋」は節句当日まで営業いたします。