大橋弌峰作の次郎左衛門立雛です。
お顔は河原春水作。宝尽くし文様の西陣織物を使用しています。
　
「次郎左衛門雛（じろざえもんびな）」とは、江戸時代中頃に雛屋次郎左衛門が作り始めたお雛様で、丸顔におちょぼ口、シンプルな描き目、女雛の髪型が特徴的なお雛様です。文化財には衣裳着の座り姿のものが多く見られますが、現代ではこのような立雛も製作されています。

紙雛のようなデザインにはお雛様が作られ始めたころの趣が感じられ、衣装に使われている西陣織には極めて縁起の良い「宝尽くし」の文様が織られています。昔話のような宝物を見ながら、「これはなに？」とお話に花を咲かせるというのも面白い、そんなお雛様です。


▢屏風　（素材：和紙、金箔、表具裂、真鍮金具他）
京都、北村松月堂謹製の「雲砂子（くもすなご）」屏風です。
金、青金の箔を細かく砕いた砂子を散らし、吉祥のモチーフとなる霞を表現しています。ひな祭りのほか、正月、端午、七夕、重陽などのイベント時にもしつらえとしてご利用いただける逸品です。
折れ目には紙蝶番（かみちょうつがい）が施されており、丈夫で長持ちし、張り替えも可能となっています。
　
▢短檠　たんけい　（素材：木製品、化繊房など）
昔の明かり採りの道具です。本品には明かりは灯りませんが、中央部の白い部分がかつてのお皿を表しており、ここにロウソクや油で明かりを灯し、反射板によってぼんやりと明るくなるという室内灯です。「根引き松」の絵が描かれています。


※一点限りの商品のため、現品を出荷いたします。
※出来るだけ実際の色に近く撮影していますが、実物とわずかに色味が異なる場合がございます。ご了承くださいませ。
※付属品の被布は洗濯できません。
※被布のデザインは予告なく変更することがあります。
※配送日のご指定がございましたらお申しつけください。
※お祝い熨斗のお名入れも可能です。お名前を別途お申し付けください。


【お飾りになるときの注意事項】
・直射日光をさけてお飾りください。
・エアコンの風が直接当たる場所はホコリがたまりやすくなります。ご注意ください。

【収納時の注意事項】
・収納時には人形用の防虫剤をご利用ください。
・付属の毛バタキを使ってホコリを落としてください。
・高温、多湿になる場所は避けてお仕舞い下さい。
・取り扱いの際には手袋をご利用ください。

ご不明な点がございましたら大西人形までお申し付けください。
　

▢サイズ
　幅約60cm × 奥行き約30cm × 高さ約36cm
　毛氈：幅約60～65cm × 奥行き約35cm
▢素材
　人形：桐塑、主要な裂地は正絹、化繊、胡粉他
　屏風：木製品、和紙他
　短檠：木製品、化繊房
　毛氈：ウール60％レーヨン40％