京都、平安武久作の小振りな兜に、和紙表装の屏風、小さな鯉のぼりの飾りをあわせたセットです。
　
正絹（シルク100％）の組紐で編み込まれた兜。背面は「若竹裾濃（わかたけすそご）」といって、浅い緑色のグラデーションになっています。吹返し（ふきかえし・両脇に飛び出した耳のような部分）には牡丹柄の透かし金物が使われ、下地は鹿革の仕立て。周囲に金具の縁取りをつけないことでやや優しい風合いとなり、両脇の下角にも同じく牡丹の金物が配されています。

背面の小札は鉄に金箔押し、鍬形（真鍮製）や飾り金物（銅製）は金メッキです。
足元の唐櫃（からひつ）は紗張りの本漆塗りで、傷がつきにくく非常に堅牢なつくりになっています。内側には和紙が貼られていることで兜の収納状態をよく保ちます。
　　
▢屏風　（素材：和紙、表具裂、金粉他）
和紙の上に型をのせ、吹き付けで山を描いた屏風。京都風の山とは異なり、やや峻険な山は、茜がかった銅色と緑色で描かれています。山の麓には霞がたなびきます。角の金物も黒色で、男性的なニュアンスの仕立てとなります。東京の片岡屏風という屏風専門工房によるものです。
※紙蝶番はしていません。
　
▢両立幟　（素材：木綿・木製品　他）
脇には浅草で作られている小さな鯉のぼりの飾りを使いました。「両立幟（りょうだてのぼり）」という飾りで、木綿の鯉二匹と、「浪千鳥」の幟旗が飾られています。ナチュラルな雰囲気の良い飾りです。



※出来るだけ実物に近い色味で撮影していますが、実際の商品と色が異なって感じられる場合がございます。ご理解のうえ、お求めください。
※サービス品として〈陣羽織〉〈オルゴール付き名前札〉〈高坏〉〈毛バタキ手袋〉が付属します。陣羽織の柄の出方も一点ずつ異なりますこと、ご了承ください。
※陣羽織は洗濯できません。
※配送日のご指定がございましたらお申しつけください。
※お祝い熨斗のお名入れも可能です。お名前を別途お申し付けください。
　

【お飾りになるときの注意事項】
・直射日光をさけてお飾りください。
・エアコンの風が直接当たる場所はホコリがたまりやすくなります。ご注意ください。
・兜のクワガタの左右にご注意の上、丁寧に挿し込んでください。
・兜の房にはビニールが巻いてあります。紐のクセが付きにくいようにするためで、取り外してお飾りください。収納時、同じように紙などで巻いていただけるとクセが付きにくくなります。

【収納時の注意事項】
・収納時には人形用の防虫剤をご利用ください。
・付属の毛バタキを使ってホコリを落としてください。
・金属、紙に触れる際には手袋をご利用ください。
・防虫剤は脇飾り、毛氈にも必要となります。

ご不明な点がございましたら大西人形本店までお申し付けください。


▢サイズ
　毛氈：幅約６６ｃｍ
　毛氈をのぞいた全体：幅約６０ｃｍ × 奥行き約４０ｃｍ × 高さ約３６ｃｍ

▢仕様
　兜：平安武久（京都）
　屏風：片岡屏風店（東京）
　弓太刀：鯉源（東京）
　毛氈：京都