大西人形本店

京甲冑

 実践的な関東甲冑と異なり、京都での甲冑作りはより儀礼的な細工を凝らした飾り甲冑として発達しました。彫金を主とした錺金物、箔押し、縅糸、木彫りなど京都ならではの技術を活かした美しさが特徴です。
粟田口清信、粟田口義房、平安武久、平安住一水ら、数人の甲冑師が手作り作品を生み出しています。
粟田口清信 大鍬形飾兜

粟田口清信 大鍬形飾兜

小節句甲冑界の最高峰といわれる。兜鉢、鍬形、金物類などほとんどの工程を手作り、縅糸も熟練の職人が行う。特に錺金物の美しさは類を見ない。
30万円程より各種

粟田口義房 大鍬形飾兜

粟田口義房 大鍬形飾兜

作品は清信と肩を並べるが、小札に漆塗りを用いるなど独自の作風を確立している。
25万円程より各種

平安武久

平安武久

京甲冑を世に広めた功労者でもあります。京甲冑の華やかさに重厚さを加えた作りで、現在もさまざまなデザインを工夫し伝統の中に新しさを吹き込んでいます。
15~6万円より各種

大越忠保

平安住一水

明るい色遣いで美しい甲冑の印象が特徴です。写真は一水の最高級兜のひとつです。国宝竹雀の兜を忠実に再現しています。
25万程より各種

江戸甲冑

 鎌倉幕府が開かれて以来、関東地方で鎧兜の多くは作られます。
加藤一冑系のシンプルな鎌倉時代を中心にした甲冑と、雄山、忠保などのお節句らしい華やかさを備えた作品があります。
加藤一冑 大鎧

加藤一冑 大鎧

小ぶりな鎧ですが細部まで手のかかった作りになっています。
鎧30万円より、兜15万円程より 

加藤鞆美 兜

加藤鞆美 兜

シンプルなデザインですが、鎌倉時代の兜をよく再現しています。
兜12万円程より

小柴康平

小柴康平

小ぶりですが力強さを感じさせる札上がりになっています。
兜13万円程より

大越忠保

大越忠保

鎌倉兜の質実剛健に華やかさの加わった兜です。
鎧13万円ほどより、兜9万円ほどより

鈴甲子雄山

鈴甲子雄山

かっちりとした作りにお節句本来の華やかさと重厚感があります。
鎧15万円程より、兜10万円程より

朝日翠鳳

朝日翠鳳

愛知県の職人ですが、美しい金具、縅糸など独特の豪華な雰囲気を備えています。
鎧20万円程より、兜10万円程より

冑司一光

冑司一光

鎌倉時代の甲冑をもとに独特の美しいフォルムと色彩を備えた甲冑です。
鎧30万ほどより、兜15~6万円より